ハンマー投げで高校生死亡 教諭を書類送検 全て先生の責任?
ブラック学校では、教員は過労死と隣り合わせの毎日だ。
その上に、強制された部活動の顧問の仕事が、教員の自主的な活動として、長時間しかも無賃で存在する。もちろん、専門的な知識も技術もない。まして安全対策の専門知識はない。
部の活動に全て立ち会えるのは、一部の教員。
部活動が命の選手上がりの教員がいる。
ほとんどは生徒主体の練習。
校長も養護教諭もいないことがほとんど。
そして今回の事故
教員が警察に書類送検された。
教員はハンマー投げの専門家だったのか?
これまでも、部活動による死亡事故は繰り返し起きてきた。冬山登山の雪崩による生徒や素人顧問の死が繰り返された。部活動の根本的な体制見直しは行われず、教員の望まないボランティア活動のままだ。事故が起これば教員が全責任を負って書類送検される。
今後も必ず定期的に部活の事故死は起こる。
子どもや家族、教員や家族は取り返しのつかない不幸の暮らしを強いられる。
望まない教員に部活動を命じた校長に責任がある、はずだがお咎めなし。
この部活動体制を維持する政府に責任がある、はずだが緩やかなガイドラインを示しただけだ。これすら守らない部活動教員や部活動連盟が存在する。
保護者は、部活という無料の習い事はリスクがあり、部活の教員への強制ボランティア負担は、本務の勉強の指導力低下につながることを知ってほしい。
勤務時間を超えた部活動は、学校教育から外し社会活動として体制を整備すべきだ。教員の負担また子どもが死ぬ前に、教員が社会的に死ぬ前に。
NHKより転載
2019年2月26日
おととし、群馬県藤岡市の高校でハンマー投げのハンマーが生徒に当たり死亡した事故で、警察は当時、陸上部の顧問だった女性教諭が安全に配慮し、事故を防止する義務を怠ったなどとして、26日業務上過失致死の疑いで書類送検しました。
おととし12月、群馬県藤岡市の県立藤岡中央高校で、陸上部の男子生徒が投げたハンマー投げのハンマーが、サッカー部の17歳の男子生徒の頭に当たり死亡しました。
警察は当時、陸上部の顧問だった女性教諭が、練習の安全に配慮し事故を防止する義務を怠ったことが事故につながったとして、26日、業務上過失致死の疑いで書類送検しました。警察は認否について明らかにしていません。
この事故を受けて去年、群馬県教育委員会が設置した専門家による検証委員会は、以前から、投げたハンマーがサッカーゴールに当たるなど、事故の危険性を予見できる場面があったことや、陸上部の顧問が立ち会っていなかったことなどを指摘し、学校の安全管理が不十分だったとする報告書をまとめていました。
県教育委員会の笠原寛教育長は「現在、再発防止に取り組んでいるところで、今後、検察庁から要請があれば、学校とともに捜査に協力していく」というコメントを出しました。