西部学校 異常なし 無念の教員過労死
大きな話題になっていないことに驚きます。
「夫は過労死、無駄には…」 急死の佐伯市立中教諭 公災認定請求の遺族会見 [大分県]
2019年01月16日
twitterで知った、教員の過労死
全国レベルの大きなニュースにはなっていない。
遺族の願い 、父のことを知ってもらいたい、 はまだまだ届いていないように見える。
我々 教員にとっては 最大の悲しみ。
でも、1人の教員の過労死は特に大きく取り上げる問題にはなっていないのか?
110万人いる教員の中の1人。
でも、家族や友人にとってはかけがえのない 一人。
こうして過労死が取り上げられるのは本当に一部です。過労死の認定には校長が認定のための書類を作ることが必要。自分の管理責任を認めたくない校長に書類作成を頼むのはハードルが異常に高い。
教員が、過労死に至る理由は分かっている。
歯止めのない定額働かせ放題。
声を上げて変えよう!
家族を愛し、生徒の為に全力で働いた教師を忘れない為にここに記録します。
佐伯市立中学校の男性教諭が2017年6月に急死したのは「過労死」だったとして、公務災害の認定請求を行った遺族が同市内で会見を開き、男性の妻(46)は「夫が頑張ったことを分かってほしいとともに、二度と過労死は起きてほしくない。夫の死を無駄にしたくない」と訴えた。
男性教諭=当時(50)=は数学担当で、1年の学年主任や女子バレーボール部の顧問も務めていた。遺族によると、17年度から教職員が減り、年度初めには「新年度が始まるのが恐ろしい」と言っていたという。過労死関連の報道を見て「俺も過労死するかも」と漏らしたといい、自身も中学教諭である妻は「夫の業務量がこんなに多いのかと思った」と当時を振り返った。
男性が亡くなったのは娘(14)の誕生日で、日曜だった。前日には「明日は午後4時には帰ってお祝いしたい」と話していたという。妻は「頑張って生きてくれたと考えるようにしている。家庭を犠牲にしてまで働き、亡くなった本人が一番無念なはず」と語った。
会見は昨年12月にあり、同席した大学生の長男(18)は「同じ家に住んでいるのに会わない日も多く、仕事のリズムがおかしかった。命を落とすとは想像していなかった」と述べるとともに「父の死を多くの人に知ってもらい、二度と同じことが起きないでほしい」と強調した。
県教職員組合によると、当時の校長や同僚の証言などから算出した男性の死亡直前3カ月の時間外労働は月平均175時間で、「過労死ライン」とされる月100時間を超えていた。遺族は昨年11月に公務災害の認定を地方公務員災害補償基金県支部に申請した。
=2019/01/16付 西日本新聞朝刊=